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廿日市山は唄う-4章:地球の形(三倉岳-12月初旬)

登頂する度に思う
前に登った時も、これほど美しかっただろうか と

それ程 山は美しい
写真だけでは伝えられない感動が、この場所にはある

山裾から眺めていた頂の、特徴的な三角形の岩肌は
直接 撫でても叩いてみても、やっぱり硬くて大きかった

ところが、オリーブやオレンジの色にくすんだ木々たちは
山頂から見下ろすと、波うつ様に広がって、やわらかく温かくみえた

気付くと雲は、麓の村より近く、頭上間際まで迫っている
「雪は持ってきた?」
心の中で問いて笑う

ロープを握る指先
熱くなった体から吐き出る、白い息
乾いた風と、足裏に伝わる地面の感触
自分の汗と鼓動と、この確かな感覚が、冬の到来や地球の形をくっきりとイメージさせるのだ

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